2010年10月26日火曜日

ミニマルチツール

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渓流釣りで魚をさばくのに使っていたビクトリノックスのマルチツールが壊れた(写真)。
暗闇で車の鍵穴を探すくらいの光量しか無かった赤色LED搭載モデルで、
数年前に電池交換部分から本体樹脂がぐらつきはじめ、
ついに剥がれ落ちてしまった。
さらにナイフをロックするいたバネのような部品も折れ、釣行中にナイフが飛び出すという始末。
部屋の鍵と一緒にカラビナにつけてぶら下げていたところ、
2〜3度職質を受けてひどい目にあったりと思い出深い道具だったけど、修理するより買ったほうが安い、というか面倒が無い。
たまたま立ち寄った石井スポーツで同じモデルで同色が1500円で安売り中。
次は本体(カバー)が樹脂製ではなく金属製が壊れにくそうだと狙っていたけど、
値段に負けて最購入。
刃の長さは3.5mm程度と短いけど、渓流魚の腹を裂くには充分。
大物(自分的に)が釣れたときは、師匠からいただいた佐治武士作のオーダーメイドナイフで。


2010年10月17日日曜日

10月の河津川

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9月末で禁漁の河川が多いのに、なぜか伊豆の河津川は10月末までがオンシーズン。
車中泊で前日入りして、7時半行動開始ののんびりスタート。
入渓点は釜滝の上から。
上流部は激しい滝のイメージがなくなり、川幅も狭くいい渓相。
いかにも魚の居着きそうなポイントにフライを流す。反応無し。
2〜3回投げてすぐに移動を繰り返していると、前方で竿を振る人が・・・。
車でさらに奥まで移動したが、ここにも先行者アリ。
支流の荻ノ入川にも二人組。
名古屋ナンバーまでいたりして、10月の河津は激戦区だった。
山林作業のおいちゃんたちから、「平日でも釣り人が多い。もう魚がいないんじゃないか。もっと奥にいったほうがいい」とアドバイスをいただく。次回は地形図を持ってきます・・・。

釣果は5cm級2匹・・・。アタリ・合わせミス数回+ロッド折れ1本と散々。
ちなみに、伊豆にツキノワグマはいないことになっている。


2010年10月11日月曜日

沖縄

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初めての沖縄は、親父の喜寿祝いで。
��写真は杉本博司風に雨の残波岬)
10月でも暑く、独特の鳴き声のセミとハイビスカスが本土との違いを感じさせる。

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首里城やら水族館やら残波岬の夕日やらひめゆりの塔やら焼き物の里やらと、イベント目白押しで久しぶりの旅行感。
制限時速で走る車。のんびりした沖縄弁。次回来ることがあったら観光に欲張らず、きれいなビーチでオリオンビールを飲みながらボーッと過ごしたい。

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写真は水族館で見つけた絶滅危惧種の「リュウキュウアユ」。
沖縄にはイワナもヤマメもいないので、フライフィッシングは海でやるそうな。
それだけがちょっと残念。

2010年10月3日日曜日

遭遇

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山梨の渓。
釣り終えて林道を歩いていたら、痩せた黒い犬がスタタッスタタッと走ってきた。
オフロードバイクで林道走行中に2匹の野犬に追い回されたことがあったんで、その俊敏さと獰猛さの恐怖が蘇りハッとして身構えたが、よく見ると首輪をしている。
野犬でなければ無茶なことはしないだろうと緊張感を解くと、フンッフンッと尻尾を振りながら足下でじゃれつきはじめ、ひと安心。
放し飼いの犬に合うのは今年3度目。
なかなか平常心で対処するのは難しい。
突然飛び出してくるイタチをふた回り大きくした黒い小動物にも何度か驚かされた。
20mほど先に見つけたときに笛でこちらの居場所を知らせたけれど、きょろきょろするだけで見つけてもらえず、小さな「先行者」が水を飲み終わるまで待ったこともあった。
遭ったことは無いけど怖いのが「物の怪」。
お化け話はあちこちの渓であるけど、良いポイントを守るための作り話だろうとタカをくくって出かける。
実際その渓に入ると、険しい渓相に未熟な技術で不安感が広がり、休憩中に川の音が女性の悲鳴に聞こえてきてそわそわ落ち着かなくなり、「あんまし魚影も無いから」などと一人言い訳をして脱渓するハメになる。昼間でも怖い・・・。
蜂・蛇・動物・物の怪・・・。
どれも街で暮らす山の知識に乏しいにわか釣り師だから必要以上にビビるんだろうなぁ。
それでもまた行きたくなる魅力を、少しだけ知っている。