2016年9月29日木曜日

モンベル サワートレッカーRS


前回の記事にも書きましたが、ウェーディングシューズを新調しました。
モンベルのサワートレッカーRSです。





長く(3年くらい?)使ってきたリトルプレゼンツのミッドストリームWDラバーソールが限界に。



ラバーパターンはこんな感じでまだ使えそうですが・・・。
オフロードタイヤのようなゴツいパターンで、川までのアプローチも安心感がありました。



モンベル独自開発のアクアグリッパーは凹凸が少ないです。
減りの速さが心配ではありますが、リトルプレゼンツのようにラバーより先に本体が修理不能になることも考えたら、これくらいでいいのかもしれません。



前回の釣行では黒光りしている岩でも驚くほどのグリップ力でした。
苔でヌルッとした岩は、慎重に真上から体重を乗せれば対応できます。
それでも、恐々ですが。
濡れた木は予兆もなく滑ります。これはリトルプレゼンツのビブラムでも同じ。



ハイカット部分は柔らかくて、収納の限られたバイク釣行ではスペース確保に有効です。
ボクは足首が固定されているより、曲がる方が楽に行動できます。
リトルプレゼンツは公称値が記載されてないのでわかりませんが、これは片足395gと体感的にもリトルプレゼンツより軽いです。




靴底が薄いためか、指先の曲がりも楽です。(ピンボケ・・・)
これは特徴的な本体のデザインにもよるのかもしれません。
丸い靴紐も締める・緩めるがしやすいです。
ただ、付属の紐では短かったので150cmのシューレースを買いました。

砂の入りにくいネオプレーンの足首は脱ぎ履きにコツがいりますが、2〜3度で慣れました。



ソックスはネオプレーンをやめて、化繊の靴下(WIC.トレッキングストリームソックス)に。
厚手でクッションがあってはき心地がいい上に、脱渓後も冷たさを感じにくいです。
絞ればそこそこ乾きも早いし。
補強糸入りで耐久性にも期待しています。
それと、ネオプレーンより通気性が高いはずなので、匂いがしにくいのではないかと。

軽さと足の曲げやすさで買って正解でした。
あとは耐久性ですね。
常に水に濡れる状況ですから、過度な期待はしてませんが。
価格も¥12,800と、釣り専用のラバーシューズよりお安いですし。



2016年 FFひとり合宿


2016年シーズンもあとわずか。
締めはいつもの「あの」川へ。





霧に包まれた白樺の森。
釣行前の心穏やかな時間が流れています。



ポツリポツリと人家がある場所ですが、集落で熊が出没しているため熊鈴をつけて6時半ごろ入渓。
外気温は16℃とひんやりしていて、流れに入るとキーンと冷たい。



リトルプレゼンツのラバーシューズが修復不能になったので、今回初投入のモンベルサワートレッカーRS
アクアグリッパーという独自開発のラバーソールです。
グリップ力は「おっ!?」と驚くほどに上々。
靴下はネオプレーンをやめて、これもモンベル謹製の化繊靴下WIC.トレッキングストリームソックスを。
厚手で心地いいクッションです。
ズボンはこれまたモンベルの廃盤トレッキングパンツ。
伸縮性のあるSchoeller社の生地ではき心地が良かったのですが、渡りが太いため水の抵抗を受けないようにピチピチにリフォームしました。
これだとバイク移動でも風の巻き込みもないし、信号待ちでもマフラーに当たりません。
上着もモンベルで新調です。
ストレッチ性のある薄手の撥水生地のクラッグジャケット



撥水に期待はしてませんが、シャツのようにポケットなどの出っ張りがなく比較的体にフィットしたシルエットなので藪にひっかかりにくいです。
全身モンベルですね・・・。
シーズン終盤で新しいモノをこれだけ投入したのですから、気分も上がります。

このところの雨で増水して周りの草はなぎ倒されていて、まだ水量は多めのようす。
それでもポイントごとにドライフライに反応があります。
20cm以下のサイズばかりですが、調子よく釣りあがっていたら・・・。
大きな岩に足を置いた直後、グラッと動いてそのまま転倒。
受け身すら取れませんでした。
大雨の後で岩が流れて座りが悪くなっているだろうと、慎重に歩を進めていたのに。

首まで浸かって離したロッドを手元に手繰り寄せてと、川の中で30秒ほど格闘したでしょうか。
体はひざに擦り傷程度。
しかし、カメラ(Nikon P300)とiPhoneが水没。
迂闊にもスマホの防水装備を忘れてました。



浸水した水でソフトフォーカスな写真のP300。



これはこれで綺麗?

カメラはまぁアレとして、問題はiPhoneです。
本体隙間から水が滴り落ちでくる状態。
慌てていて電源を落とさず動作確認してしまいました。
このときは動いたのですが、しばらくすると「スライドして電源オフ」の表示。
でも操作を完了できません。
さらに時間が経つと、アップルマークとブラックアウトが交互に点滅。
ホームボタン+電源ボタンを押しても無反応。
一服して落ち着きを取り戻し(タバコは無事だった・・・)、ここでこれ以上あがいても無駄だと諦めて釣行続行。
塩焼きサイズのいい引きのイワナと、骨酒用の2匹をキープしてテン場へ。

車のエアコン吹き出し口にiPhoneをひっかけて乾燥させながら、今後の行動をあれこれ悩みます。
空は満点の星空ですが、予報では明日は雨。
2泊の予定でしたが、徹夜で体力・気力共にダウン。
朝起きてみるとやっぱり雨。しかも勢いよく。
これで諦めがつき、1日前倒しで帰宅することに。
途中、市街のホームセンターで乾燥剤を買い、ZipロックにiPhone・カメラを入れて悪あがき。
これが良かったのか、それとも運が良かっただけなのか、3日目にiPhoneは復活しました。

静かな夜明けで始まった今回の釣り旅でしたが、ドタバタな結末。
でもまだ伊豆の一部アマゴの河川は10月いっぱいまで釣れるんですよね・・・。




2016年9月2日金曜日

南アルプスの玄関口でFF


いつか行ってみたかった南アルプスの川。
東京からとんでもなく遠いわけでもないのに行かなかったのは、
マイカー規制でバスか乗合タクシーに乗るのが面倒だったから。




事前に情報収集したところ、バスより乗合タクシーの方が速い上に、揺れが少なくて快適とのこと。
午前9時、芦安温泉の市営駐車場にバイクを停めて発車を待つ。
平日のこんな時間なのに9人乗りのタクシーに7人(3人は釣り客)乗り込んで出発。片道1,200円。

かなり細くて崖っぷちな道を約50分。
標高1,500mの憧れの川に着きました。
インフォメーションセンターで釣り券を買って、つり橋を渡ると・・・。



ポイントの多そうな岩の川。
フライフィッシングにはちょうどいい水量です。
左にオレンジのテントが見えるところがフリーサイトのキャンプ場。



キャンプ場の奥に山荘。
これは便利です。

美しい川を目の前にはやる気持ちを抑えつつ、ロッドに大きめのカディスを結んで釣り開始。
イワナの居着きそうなところを流す・叩くけど無反応。
山荘が見えなくなる場所まで釣り上ると、釣り人が川通しで戻ってきました。
なるほど、先行者いましたか。
今日は日帰り・様子見なので、タクシーの時間まで進んでみます。

先行者は単独だったので、対岸なら可能性があるかもと右岸に移動するとアタリが出始めました。



待望の一尾は22cm。(ピンボケ・・・)
いまだにニッコウイワナ・ヤマトイワナの違いがわかりません。
黄色い腹に白いラインの入ったヒレ、体側にオレンジ色の斑点がありました。
その後釣れた20cm・25cmともに同じ魚体。
オス・メスの区別もつきませんが、お腹が柔らかいのはこの時期だからでしょうか。
卵を抱えてそうなので、そっと流れに戻しました。



石積みの堰堤が現れました。
かなりの大きさです。
記憶が曖昧ですが、4段あったかな。
ここでもいいサイズを2匹釣り上げ、午後2時過ぎ。
釣果もあったし、そろそろ脱渓してもいい時間です。
堰堤があるなら林道が近いかもしれない。
iPhoneのオフライン地図「MapFan」で確認すると、上流を見て右岸に林道があります。



登りが比較的容易な石積み堰堤の上に出てみると、ありがちな浅瀬。
ここを渡って上を見上げると、なにやら青い人工物が見えました。
斜度も距離もたいしたことなく、楽な脱渓。
初めての川の脱渓も、GPSで位置確認ができるスマホがあると緊張感が和らぎますね。
時間が早かったのも良かった。

思いつきで面倒くささを吹っ切った超メジャー河川の初釣行。
下流からの風でキャスティングが難しい一日となりましたが、メジャー河川でこの釣果はまぁまぁ。
核心部はバスを乗り換えてさらに奥。プラス山歩きが必要ですが、面倒臭い。
次にハードルを越えるのはいつのことやら・・・。