2015年10月28日水曜日

釣具屋巡りも背徳感


所用で出かけたついでに、フライの消耗品を仕入れてきました。
シーズンオフですけど。




渋谷や新宿に出ればフライ専門店があるけど、どうも人混みの中に行きたくない。
そんな時は上州屋環八世田谷店へ。
「フライ」と看板に書いてあっても取り扱っていない店舗がある上州屋ですが、リーダー・ティペットなどで銘柄にこだわりがなければ、ここで一通りの消耗品が買えます。
日に焼けたマテリアルに長期在庫の気配が・・・。
リールは1個だけの展示なのに、バイスは5〜6種類と謎の品揃え。

ここで5Xのリーダー・ティペットを買って、砧のタックルベリーへ。



中古屋さんですね。
こちらもフライの品揃えは寂しい限りです。
それでもガサゴソ丹念に探していくつかブツを購入。



砧公園で戦利品を並べて休憩。。。




左)ドライマジック
液体やスプレー式よりも小さいので、フロータントはドライマジックばかり使ってます。濡れて浮かなくなってもフライを変えるのが面倒な時、これを塗って無理やり浮かせてます。
中上)ボディ材
白いパラシュート用に。これ一袋で数百本巻けるんじゃないか?
中下)6Xティペット
バリバスのMASTER SPEC。リーダー・ティペットにこだわりはありません。安けりゃいいやで選んでます。しなやかで水面で違和感のなさそうな色合いが好きだったMAXMAが、アマゾンでの取り扱いが無くなったのを機に「なんでもいいや」に・・・。
右)フローティングヤーン
パラシュートのポスト用に。日中に見易いオレンジ色ばかり使ってますが、108円と安かったので。ちなみにオレンジは日光で退色してきます。(どの色でもそうかな?) その前にロストすることが多いんですけどね。



100円単位で安いものを買いに出かけるなんて、チラシを見た主婦っぽいかも。
さらに平日昼間に仕事をサボって公園でのんびりしてると、世間に置いてかれたような気がします・・・。

少しだけ焦りを感じた午後ではありますが、金曜日にはドラマ版「釣りバカ日誌」を観て笑い飛ばしますか。
今週はイワナ釣り編!




2015年10月27日火曜日

今年最後、かな


10月ももうすぐ終わり。
朝は10℃を切る寒さですが、札掛ではまだまだドライフライでの釣りが楽しめます。



釣り初めは8時。
駐車場には車が一台もなくて、今日は貸切の予感。
誰もいない沢を独り占めして、下流堰堤上から上流堰堤までたっぷり楽しみます。



朝日で輝く開けた流れで、深呼吸。
管理釣り場なので4,000円の入渓料を払うとはいえ、用賀インターから2時間かからずに隔絶されたような山の中で釣りができる幸せ。

今日も14番のパラシュートで釣り上ります。
視認性重視で直径1cmはある大きなホワイトハックル。
今年はこれだけで通しました。
ロッドはNorthlandスピナー7.9ft #3。
これに約15ftのリーダー・ティペット。
このロングシステムとNorthlandの組み合わせに慣れてきて、ドライフライを長く流せるようになりました。

日当たりの良い場所でも反応がなかったのが、10時を過ぎたあたりからポツポツ釣れ始めます。



ゆっくりフライを飲み込んだ18cmほどのヤマメ。
浅瀬に寄せれたので、写真をパチリ。
これで今日もドライフライでいけそうです。

陽が高くなってくるとさらに活性が上がってきたようで、反応が良くなってきました。
ひったくるようにフライを咥えるニジマスに、岩陰から飛び出すイワナ。
型はそれほど大きくないけれど、飽きない程度に楽しませてくれます。

ふと、流れのない溜まりに足を踏み入れると、足元に魚がゆらゆらと浮いていました。



体のあちこちが白く変色して、逃げる元気もなさそうでなんだか哀れ・・・。
水カビ病というやつなのかな?
傷ついた魚を見かける頻度が多かったり、元気なやつでも警戒心が薄くて逃げずに悠々と泳いでることが多い管理釣り場ですが、シーズン終了後にこのロケーションでロッドを振れるだけでもね。



昼食はおにぎり・カップラーメンと簡単に済ませて、コーヒーを一杯。
あと数時間で川の中から見る景色も、来年3月までお預け。
午後も堰堤からスタート。日暮れまで時間がないので、小さなポイントは捨ててテンポ良く釣り上りました。
日当たりの悪い谷間の上流部に入ったのは17時。
もうフライが見ず、これにて終了。



ぐったり釣り疲れて沢の音を聞きながらの帰り道。今年は伊豆に行かなかったなとか、飛騨ではいい釣りができたなとか。
そして、来年もまたたくさんの渓で・・・。





2015年10月20日火曜日

秋の乗鞍〜新穂高観光


80歳を超えた親父。
まだ元気なうちに旅行しとこうと、秋の飛騨地方へ出かけました。




ぴーかんの天気に紅葉真っ盛り。
10月半ば過ぎで寒いかと着込んできたけど、長袖シャツ一枚でちょうどいいくらいの暖かさでした。

乗鞍の一ノ瀬園地あたりでブルーシートを広げてのランチは、松本で買った竹風堂の栗おこわ。
国産栗だけを使った優しい味で美味い!
食後はコーヒー好きの親父にと、豆を挽いてのコーヒータイム。
小学5年生の時に親父と登った乗鞍を眺めながら、穏やかな天気にも恵まれてのんびりした時間が流れます。




食後の散策は
現役時代は測量や森林管理で山に登っていた親父も、いまは遊歩道もゆっくりとしか歩けません。
だけど、街とは違う清々しい表情。
爽やかな森の香りに、色とりどりの景色を楽しんでいるようでした。

ボクも落ち着いて紅葉を見ていたんですが、つい池に魚がいないかと探してしまう・・・。
と、いました。7cm前後くらいのおチビがたくさん。
小さすぎてよくわからないけど、1,500mくらいの標高なのでイワナかな? 

ホントは親父の趣味のスケッチをする予定でしたが、宿の時間もあるので写真だけ撮って移動。

宿では塩尻の銘酒「美寿々」のひやおろしで乾杯。
最近はあまり量を飲めなくなったようですが、旅の気分もあったんでしょうか、お互い楽しい杯になりました。



二日目は禁漁期の蒲田川を恨めしく眺めつつ、新穂高ロープウェイへ。
比較的空いている第二乗り場から乗車しました。
それでも平日だというのに2本待ち。やはり紅葉時期ですね。混んでます。




割引券使っての第二乗り場から往復運賃は、一人2,500円。
それに駐車場代600円がプラスされます。
標高も値段も高い・・・。



それでも、雄大な山並みが汗一つ流さず眺められるんですから。
展望台でスケッチができるのではと期待してましたが、人が多くてそんな雰囲気じゃないですね。



それにしても威厳を感じる奥飛騨の山。
この自然がイワナを育んでいると思うと感謝です。



この度の目的だった、親父のスケッチはできませんでした。
ゆっくり歩く両親を見ていると、また来年来よう、と。
その時は、シーズン中にフライロッドを持って。
親父はスケッチ、ボクは釣り。
川辺でコーヒーを淹れて。


2015年10月17日土曜日

札掛再び


平日なら貸切になるんじゃないかと、期待を胸に丹沢ホームへ。

だけど、あいにくの雨。



しかも、こんな天候でもフライマンはいたりするんですね。
人のこと言えないけど、好きですねぇ。


気温は13度。数字ほど寒くは感じません。
今日もウェットウェーディングです。
水温も「冷たっ!」というほどでもなく、小雨の天候も合わせて釣果が期待できそう。

きっちり1日楽しむために、下流堰堤上からスタート。
すぐに流心からヤマメが飛び出しました。
22cmほどでここではそれほど大きくないですが、この気温でドライフライに出るのが嬉しい。
フライは白いパラシュートの12番。今日もこのパターンだけで通します。

そのあとは30cm前後のいいサイズのニジマスが数匹。
イワナ狙いで岩陰も狙いますが、アタリなし。



小雨程度なら、山の中の薄暗い雰囲気もいいもんです。



仕事を放り出し、ケータイも圏外で逃げ切った感を満喫。
釣りをしながら煙る山をボーッと眺めてると、自分のリズムを取り戻せたような。

午前中の釣果はまずまず。
4Xのリーダーを使ったからか、アワセ切れが無くなりました。
それと、先日リペアしたシューズ。砂が入らなくなって快適です。これならあと1シーズン使えそう。
Northlandのロッドもキャスティングが楽しくて、充実した1日になるハズが・・・。
ポンチョで大丈夫かな?という雨が、途中で本降りに。
上半身じっとりと濡れて寒くなり、昼食時に車のシートヒーターとエアコンを最大温度で30分。
手がかじかんでいることも気づかず釣っていたようです。
まぁ、それだけ釣れたということですが。

されでも寒さに負けず、午後も4時過ぎまでヒュンヒュン振り続けました。
日暮れ前からさらに反応が良くなり、やっとイワナを数匹。
毛針にリーダーを通すのが難しくなるまで粘り、全身グッタリ。
次は晴れの日に来ますよ。

追記
午前と午後、それぞれシューズに1匹のヤマビルがくっついてました。
今回はゲーター着用だったこともあってか、皮膚に達してはいなくて血を吸われることはなかったです。






2015年10月15日木曜日

コーヒーバネット


ドリップ式の道具はこれで3つめ・・・。
ユニフレームのコーヒーバネットcute(2人用)です。

はじめに買ったのがモンベルのO.D.コンパクトドリッパー2
軽くてコンパクトだし、フィルターいらずなので経済的。
繊維なので乾きが遅いことと安定感がイマイチだし、ちょうどいいお湯の量を注ぐとフィルターの底が水没してコーヒー粉が浸かっちゃうのでシリコンの折りたたみ式に変えました。



安定感抜群で折りたためば約1.5cmとそれなりにコンパクト。
ただこれも凹凸があるので乾きにくかった。
釣行時は早く釣りたい気持ちを抑えられないので撤収の速さは重要。
それに、カップの中が見えないのでお湯の量がよくわからんです。
いつも使っているマグカップならまだしも、淹れ慣れていない同行者のカップだと溢れたり・・・。



ワイヤーならそんな悩みも全部クリア。
頼りなさそうですけど、しっかりと安定してます。
壁面がないとコーヒーのガスが出て雑味が無くなるんだとか。そうですか。
2人用とありますが、ちょうど一杯分です。



収納ケースと円すいフィルターが付属します。
最初、手持ちの底の平ら(一般的)なフィルターを使ったら、圧着部が剥がれて粉まみれのコーヒーになっちゃいました。
底を尖らせるように折る工夫をするか、はじめから円すいフィルターを使ったほうがいいです。

なんだかんだ拘っちゃうのがコーヒー器具。
地味に道具が増えてきたなぁ。
実は一番手軽で楽なのが「かんたんドリップ」だったりして・・・。



2015年10月13日火曜日

しつこく使う ウェーディングシューズ


3年ほど履いたリトルプレゼンツのミッドストリームWDシューズ ラバーソール
あちこち破れ・剥がれがひどくなってきました。もうそろそろ限界かな・・・。

ビブラムソールは、もうワンシーズンはいけそうなくらい残ってます。
もったいないんで、ダメもとで自己リペアしてみました。



両踵のラバーの剥がれと・・・



先端内側の剥がれ。これも両足です。
こちらはラバーではなくて、スポンジ素材のミッドソール(?)。
ここから小石や砂が入り込んできてました。



ボンドで接着して布製ガムテープで1日固定。



それとアッパー部のほつれ。
前回もやりましたが、手縫いなので面倒くさい。
糸だからほつれたということではないんでしょうけど、今回は耐水性のありそうなティペット(6X)を二重にして縫いました。



縫い付けた後に木休め程度の効果でしょうが、ボンドでシーリングしました。
次にほつれや剥がれが出たら買い替えします。

それにしても、本体より先にラバーソールのパターンが無くなるんじゃないかと思ってたのに、意外と長持ちしますね。
はじめは恐る恐る使っていたけど、もうフェルトには戻れません。
乾きが早いのはもちろん、入脱渓時の土・草場でのグリップはとても安心。
目詰まりしにくいオフロードタイヤのようなゴツいパターンもいいのでしょうか。
ブルーグレーっぽいデザインもかっこいい。
ただ、片足690gはちょっと重いかな・・・。

買い換えることになったら、モンベルのサワートレッカーRSなんて良さそう。


¥10,800とお値段安めで、395g(片足)とリトルプレゼンツより300gも軽い。
これだけ重量差があると疲れ方に差が出るんじゃないかな。
ちなみにリトルプレゼンツのフェルトシューズは410g。
水を含んだ状態で690g以上になるんでしょうかね。
実はそれほどミッドストリームWDシューズ ラバーソールと重量差がなかったりして。
だとしたら、モンベルの395gは相当軽く感じるハズ。
ソールも含め全体的に柔らかいようなので、岩場の上り下りがしやすそうだし。
気になるのは好みのはっきりしそうなデザインと、ソールの薄さから耐久性がどうなのかな、と。

重量があるにしても履き慣れて信頼してるリトルプレゼンツのラバーソール。
どちらを選ぶか禁漁中に悩んでみます。




2015年10月12日月曜日

3連休初日の丹沢釣行


諦めが悪いというか、どうしてもイワナを釣りたくて札掛まで出かけました。
ここは自然渓流そのままなのでシーズン中の気分を味わえます。



朝9時過ぎに入渓。まだまだウェットウェーディングでいける水温です。
ただ、これがあとで気持ち悪くなるハメに・・・。

そんなこともつゆ知らず、流心に12番のパラシュートを流すと大きな反応があり、フッキング。
しかしバレた・・・。
それが数回続くと、やっぱり硬いロッドはバレやすいのかな?と腕を棚に上げて道具のせいにしたり。
どうしてもTFOのフィネス7.9ft #3に重みのあるサイズを入魂したかったので、意地になって振り続けていると黒い巨体がドライフライをひったくるよう反転。
軽めに手首を返してフッキングして慎重にラインをたぐり始めたとたん、ふわりと重さが抜けました。
ティペット切れです。6Xでは細いのかな・・・。



その後も、こんな緩い流れや・・・



白泡の脇、岩陰からも魚が出ます。
先行者がいようが関係なし。
釣れて当たり前の管理釣り場ですが、やっぱり釣れるのは楽しい。



でも上がるのはニジマスばかり。
25〜30cm級なのに重みはあっても引きが弱いのは、成魚放流だからでしょうか?
それと、正直イワナ・ヤマメじゃないと残念な気分。



森の家から上は川幅も狭まり「山の中」っぽくなってきます。
このあたりからイワナが出始めました。
ヒレも大きく引きが強くて楽しめます。
ただ20cm前後とサイズは小さめ・・・。
それでもイワナの顔が見れたということで。

昼食後はロッドをNorthlandの7.9ft #3「スピナー」に持ち替え。
かなり軟らかいなぁと感じていたアクションにも徐々に慣れてきて、使いやすくなってきました。
フェルールにロウを塗ったので、いつのまにか捩れていたなんてこともなくなり、非常にコントロールしやすくなりました。
若干の重みも気にならなくなってきたし、なによりバラシが少なくなります。
ボクにはアメリカブランドのロッドより、日本規格が合ってるのかも。

それなりに釣果も上がり、禁漁後のストレスも発散できたので早々に16時前に帰り支度を始めると、ウェーディングシューズになにやら伸び縮みするブツが。
げっ、ヤマビルだ。
他に居ないかと確認したら、左アキレス腱のあたりに丸い噛み跡あり。
ゲーターなしのウェットウェーディングだったのがいけなかったか。
丹沢に大量発生していると噂には聞いてましたが、10月でもいるんですね。
次回はちゃんとゲーターを付けることにします・・・。





2015年10月2日金曜日

123R 予熱工夫


標高約1,000m・気温12度前後での釣行で使ったスベア123R。
点火はするものの、ボワッボワッと断続的に赤い炎が上がります。

放っておけば熱で内圧が上がり炎は安定しますが、気になるといえば気になる・・・。
本体中央の窪みにガソリンを注いでプレヒートしてるけど、すぐに燃え尽きてしまいます。
予熱不足でしょうね。
アマゾンで純正の予熱用ウィックは売り切れのため、燃えない(燃えにくい?)素材のカーボンフェルトを取り付けました。
蚊取り線香のシートで流用しようかとも考えましたが、「カーボン」の単語につられて・・・。
線香の受け皿に引くもののようで、厚みは2〜3mm。目地は粗めです。



丸く切り抜いてると、ボソボソと細かい繊維が出ます。
吸うと体に悪そう・・・。



本体に巻きつけて終了。



スポイトで1〜1.5cc垂らして着火。
明らかに燃焼時間が長くなりました。
というか、平地では長すぎて不安になるくらい。
内圧が上がりすぎるのも危ない気がする・・・。
気温が低い・標高が高いところでなければ、もっと燃料は少なくていいかも。



プレヒート効果は高くなったと思いますが、盛大にススが付きました。
屋内使用はやめたほうがいいですね。

フェルトは燃えること無く、本体に固着もしてません。
ただ、指で撫でるだけで細かい繊維がくっついてきて、なんだか頼りない。
ということで、耐久性は「?」。
使用は自己責任で・・・。