2009年11月20日金曜日

平日・小雨・11月の七沢

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仕事が一段落した平日にH先生と連れ立って出かけた丹沢ホームの管理釣り場は、
赤いもみじやらまだ紅葉が楽しめた。
しかし、天気はあいにくの小雨。
11月の雨は寒かった・・・。
こんな状況でも先客あり。
それでも2kmほどの自然渓流。
視界に釣り人はおらず、のびのび楽しめて釣果も7匹とまぁまぁ。
ところどころ霧のかかった木々を眺めながら、川岸で湯を沸かし(焚き火禁止なのでガスストーブ使用)コーヒーで手を温める。
川でひっくりかえったH先生は寒そうだったけど、こんな時期でもやっぱり山はいいなぁ。

たっぷり9時間の釣行を堪能した後は、丹沢の蕎麦屋「石庄」で晩飯。
見過ごしがちな小さな看板で夜は不安になるほどの細い道を行くと暗闇に軟らかい灯りが。
店までのアプローチとのギャップが大きな印象の大きな敷地。
麺の太い田舎そばと普通の太さの十一せいろそれぞれ注文して食べ比べ。
香りのいい田舎そば、上品な十一せいろという印象で、どちらもうまい。

静かに終わった平日・11月雨の釣行は、街の灯りが懐かしく感じる一日でした。

2009年11月16日月曜日

【イワナの夏】湯川 豊 (ちくま文庫)

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晴れて暖かくなった日曜日。
4時起きの予定が痛恨の寝坊で釣りに行けず。
とはいっても6時に目が覚めたんだけど、1000円効果の渋滞が予想されたので今日はあきらめた。
まぁ、のんびりだらだらもええかと、コナコーヒーの甘い香りを楽しみながら本でも。
『イワナの夏』はそんな休日にぴったり。
これはエッセイかな?小説のようでもあるけれど。
どこそこでどれだけ釣れた的な紀行文ではありません。
釣り付きが嵩じて乞食になった話し「渓流乞食」は重いけど軽快。
密猟の経験を明かした「密猟の研究」。
渓流釣りの後ろめたさと楽しさを共感できる一冊でした。
ちなみに著者はフライフィッシャーでイート派のようです。

2009年11月9日月曜日

七沢ふたたび

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自然渓流そのままの管理釣り場で人気の丹沢ホームの管理釣り場。
一年ぶりのごぶさたは、ここんところこの釣り場にハマって5度目のHケン氏と。
木々はきれいに紅葉が始まっており、
澄んだ空気と川の音でリフレッシュしながらのんびり釣り上がる。
息がうっすら白くなる気温なので、さすがにウェーダー着用で。
ドラグがかかりにくいように12フィートのリーダーに変え、
フライはパラシュートの16〜14番。
急な流れやプールではさっぱり反応がなかったが、
緩やかな流れ出はまだまだドライで釣果が上がる。
1m級のライズもあり。
昼過ぎの3時間でイワナ2尾・ニジマス3尾・ヤマメ1尾。
サイズはいずれも25cm前後となかなかの釣果だった。
Hケン氏はニンフでニジマス(リリース)・イワナそれぞれ1尾。
イワナはビクがわりのレジ袋に入れるときに逃げられるという失態で、
手元にはまだ魚がゼロ。
そんでかもしれんが、昼飯も立ったままそわそわとパンをかじり、
ビールも飲まずにすぐ川へ。
しかしバラシ・あわせミスでドライで結局釣り上げられず・・・。
エッグフライに変えてまたもやニジマス。
おいらは彼の川下でイワナを1尾。
手ぶらのHケン氏に差し上げると、
「なんでつれないんだろう」とぽつり。
独学で覚えたおいらには的確なアドバイスが出来ず。
お互いまだまだ勉強が必要なようで。
仕事じゃないんで楽しみながらゆっくりと、でいいんじゃないかの。
次回の勉強も、またここで。
��心配のヤマビル攻撃はなかった)

2009年11月2日月曜日

手形

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ロスの楽器屋「ギターセンター」入り口にある手形。
さすが、モーターヘッド。
クラプトンと手の大きさは変わらなかった。
ということは上手い下手は身体的特徴じゃないってこと、か。

この日、ギターセンター前の道路がパトカーで封鎖され、
ヘリまで出る騒ぎ。
昼間でも緊張感ありました。
頭の中でモトリーのWild Sideが。
そういえばAzusaで打ち合わせ中、
強風で街が信号まで消える停電で真っ暗に。
ホテル近くのセブンイレブンのガラスが割られてた。
翌日には直っていたけど、やっぱりコワイね。

カリフォルニア釣り具屋巡り

木村さんにお願いして連れて行ったいただいたAzusaにあるBass Pro Shop。

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バス釣りだけでなくフライフィッシングも扱う巨大なお店で、
ボートから簡単なキャンプ道具、
さらにハンティング道具(拳銃)も売っている。
スケールも楽しみ方もデカイですな。
6フィートのショートロッドもあって意外。
小さな山岳渓流ででも振るんだろうか。

翌日、ハリウッドの左上にあるVan NuysのFisherman's Spotへ。

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こちらは街のフライフィッシング屋という規模の専門店。
お客はいなくて、静かな店内を一人でうろつくにはプレッシャーが大きかった・・・。
「なんか探してるのかいな?」とひげ面の店員に話しかけられたけど、
「スマン。英語ワカラン」
「おぉ・・・ま、ゆっくり見てけ」的なやりとり。
それでは遠慮なく。
30%OFFのSAGEを見つけ、これはと手に取ったけど持って帰る大きさじゃないんで。
毛針を浮かすフロータントは日本の方が種類が多かったり、
リールの値段が日本とあまりかわらなかったりと勉強になりました。
それと、こちらでもフライはマイノリティのようで。


エンジェルス国立森林公園

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チャボでカワサキのZ1000を借り、
CaliforniaのAzusaから39号線でAngeles National Forestに入る。
��写真は2日目に借りたZ200)
山火事の後で焦げた木々があちこちに。
乾燥した気候のためか低木が多く燃えやすいようで。

平日でも峠道を楽しむバイカーが数台。
通り過ぎるときに左手を上げて挨拶をしていくのがちょっとウレシイ。
イースト・フォーク・ロードに入るとタイトなコーナーが続き、ついついアツくなる。
崩れた石や砂が多いんで余裕を持って走っていると、
VT1000が勢いよく抜いて行く。
おもわずニヤリ。いるんだね、頑張る人も。

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まだらに木が生える山々は日本には見られない風景で、
荒涼とした印象。
それでも山頂付近の川は透明度も高かった。
魚は確認できなかったけど。
この広大な国立公園のどこかでフライフィッシングが楽しめるようです。

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イースト・フォーク・ロード沿いにはいくつかキャンプ場もあり、
週末のハロウィンを山で過ごすキャンピングカーもアメリカンな雰囲気。

ひとり山々を見渡しているとメキシコ系と思われるおねぇちゃんが、
「ハ〜イ」と声をかけてきた。
期待もむなしく、車からゾロゾロと屈強な男どもが。
写真を撮ってほしかっただけでした。
チャンチャン。

California Dreamin'

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初アメリカ本土は、カリフォルニア州のAZUSAにあるチャボエンジニアリングへ。
払い下げの護送車でお迎えいただいた代表の木村さん。
お久しぶりです。
写真はチャボの裏にあるエンジェルス国立森林公園での取材風景。
バイクはドゥカティ750GTベースのカスタム車両。
木村さん本人はあまりおおっぴらにしたがらないけど、
オーナーはブラッ○ピッ○。
有機的なアルミの外装が美しい一台です。
日本在住の頃はハーレーのカスタムが多かったけれど、
アメリカに来てからは自由に車種を選んでいらっしゃる。
当然オールハンドメイドで、
デザイン性の高さと職人的な手仕事に、
職業は違えど、いつも自分の立ち位置を確認させられます。
自分のスタンスでやりたいことをじっくりやって、
ごまかしのきかないモノを作り評価を受ける。
これは日本でもアメリカでも変わらないようで。