2009年7月29日水曜日

備長炭には七輪?

Ca360372

備長炭は火持がよくて匂いが少ない。
だけど、なかなか火がつかない。
安物のバーベキュー台ではうまく対流ができないためじゃないかと、
七輪でトライ。
ガスコンロで火をおこして(10分以上)炭を七輪へ。
おぉ。しばらく放っておいても赤く燃焼している。
安物バーベキュー台では手首が疲れるくらい団扇で空気を送っても消えたのに。
七輪の構造・素材なんだろうか。
スバラシイ。
ちなみに七輪は「萬古焼」。
ばんこやき、ね。


2009年7月27日月曜日

ヘッドランプ

Ca360370

Ca360371

27gと軽量コンパクトで選んだPETZLのE+LITE(写真下)。
電池を入れたまま10年保管できる・−30〜60℃対応など使い勝手もいい。
照射距離19mでキャンプ場や通い慣れた山道ではこれで充分だったんだけど、
初めての川や山道でのルートファインディングにはちょっと光量不足。
コンセプトが「エマージェンシー」なのでこれは仕方ない。
で、同じくらいの価格帯(実売4000円以下)で信頼性の高そうなものをいくつか検討し、
Princeton TecのQuadを購入。
3段階の明るさで最長照射距離35m。
実際使ってみると直線的な明るさは充分で、土地勘の無いフィールドでも安心感が違う。

マタギなど山のプロは暗闇に目を慣らす方法や夜間行動のノウハウもあるが、
ガサガサッと音がするたびにビビるにわかアウトドアマンには灯りは必須。

釣具屋などで売っている1000円未満のLEDライトは、
スイッチが陥没するなど部品精度・設計の面でアカンかった。
過去3つ買ったが、数回で壊れたもの、最初から点灯しなかったものと散々。


丹波川枝沢

ウグイの臭さにヤラレ、やっぱ里川はアカンということで山の中へ。

Ca360339

本流のゴルジュ付近に合流する枝沢へ。

Ca360341

こちらも切り立った壁で薄暗い。
丹波川はこんな薄気味悪いところが多いなぁ。
先行者がいなかったのかクモの巣だらけで期待するが、
ぱしゃっと跳ねる魚は上手に補食できないような小物ばかり。
途中で川はさらに二手に分岐する。
まず左手に。
ようやくお持ち帰りサイズを上げたのはこんなトコ。

Ca360369

やっぱり点の釣りになってきた。
流れのあるところは一枚岩だったりして岩と岩の間の落ち込み狙いでそれなりにアタリがある。
一尾バラシて滝で引き返し今度は右手へ。
こちらも滝を巻いて少し進んで分岐点まで引き返した。

泉水谷と同じような木橋と一人通れるギリギリの道があったので、
帰りはこれを使う。
沢と違い山の中腹を大回りでジグザグに登って汗だく。
ゆっくりでも沢を下った方が楽だった。
山道の出口に「登山口」の看板が無かったので作業道だろうか。
こちらもまだ奥が深い。
単独はなにかと怖いが、
時間に余裕を持ってまた今度。

外道

先週目撃した丹波川奥秋キャンプ場前辺りのライズを狙おうと土曜日の午後7時。
パシッとフライをあわせて引き上げてみると、魚が臭い。
ヘッドランプでよくみるとウグイであった。
寒い季節は匂いもなくなり美味しく食えるらしいが・・・。
手を洗ってもなかなか消えない。
これはタマラン。
おかげで箸を持つ手の匂いで晩飯もマズく感じた。
コイ科のウロコもグロイ。
ヤマメと混成する中流域では釣りを控えることにした。


2009年7月22日水曜日

ハッカ水

Ca360361001

ブヨ対策にハッカ水をつくってみた。
薬局で「ハッカ油」「精製水」「メチルアルコール(消毒用メタノール)」を2,000円弱で揃え、
混ぜるだけ。製品あり
混合比はテキトーに「ハッカ油」2:「精製水」3:「メチルアルコール」5くらい。
��100円ショップのスプレー瓶50ml)
ハッカの原液はかなり強烈で、風呂に数滴入れて入ったことがあるが、
スースーするレベルを超してヒリヒリした記憶があるので控えめにした。
メチルアルコールを使うのはハッカ油を混ぜやすくするらしいが、
思ったほどの効果がなかったのでスプレー前によく振る。
それと、油のせいかスプレーノズルが戻らなくなる。(2本試した)
都度、引き上げるのがちょっと面倒。

先日の釣行に使用してみた。
揮発したからかわからんけど、
夕方に右手を刺され、またパンパンに腫れ上がってしまった。
頻繁にスプレーする必要があるかもしれんなぁ。
もしくはまんべんなくスプレーするか。

虫除け以外にも汗の匂い取りやかゆみ止めにも効果があり、
暑い季節にはひんやりして気持ちがいい。

2009年7月21日火曜日

丹波山村泉水谷

今年二度目の挑戦。
前回は日暮れで焦り大変な目にあったので、
余裕を持って午後1時入渓。
丹波川との出会い付近には数台の車が。
登山者も多いので気にせず川へ。
しかし、濡れた足跡で先行者のいることが判明・・・。
やっぱりさっぱり魚が出ない。
ま、今回は林道へ出るマトモな脱渓ポイントがわかればいいか。

「滝から林道へ上がれる」とテンカラ釣り師の人に聞いたが、
ここのことだろうか。

Ca360363

んー。周りを見ても林道へ上がる道がなさそう。
滝の左から先に進むが、
残置ロープを使っても片手に竿を持っているとちょっと危険。

Ca360365

岩で指を切ったので、マキロンで消毒して絆創膏。

瀬・淵・ゴルジュっぽいのと楽しいけど、
谷が深くて昼でも薄暗いところが多い。

Ca360367

多いかぶさる岩が不気味。
途中で沢が合流する。
右へ進む。

Ca360366

登山者用か作業道かわからんが、2本目の橋(丹波川出会いからすぐに1本目がある)を越えてしばらく行くと崩れかけた吊り橋がある。

Ca360368

ここから右へ上がるとひと一人通れるくらいの山道があり林道へ出れる。
駐車場まで約2km。

さらに奥には堰堤があってそこからでも林道へ出れるそうだが、
5時過ぎの谷は薄暗く且つ距離感が分からずここで終了した。
この沢、脱渓ポイントが少ないようなので時間には気をつけたい。

今度は右手をブヨに刺されて、またパンパン。

奥秋キャンプ場

Ca360362

山梨の丹波山村には東京の多摩川から丹波川と名前を変えるヤマメの川がある。
��イワナもいるが)
本流に流れ込む沢の多さも魅力的だが、
山に囲まれ近隣の町と隔絶されているのに陰湿な感じがしないので居心地がいい。
大きな川が村の中心を流れるため閉塞感が少ないのと、
金山として栄えた名残りだろうか、集落としては規模が大きい。

今回泊まったのは「奥秋キャンプ場
バンガロー群の奥の電灯もない平地がキャンプサイト。
おかげでコットに寝そべって流れ星を楽しめた。
トイレ(水洗でキレイ)・水場まではちょっと歩くけど、
このほったらかし加減がソロキャンパーにはいい感じ。
夜中にすぐ近くで鹿が鳴いてびっくりした。
なかなかワイルド。
国道で熊の目撃情報があるのでラジオと焚き火(直火OK)があると安心。
風呂は道の駅と併設の日帰り温泉施設(源泉44℃掛け流し)が200円引きの400円で入れる。
この村にはコンビニが無いので、
食料は持参が無難。

海の日の3連休の割には人が少なく穴場かも。

2009年7月15日水曜日

Ca360360

国有林の管理・運営を仕事としていた父の鉈・鋸の二刃差しを譲ってもらった。
役所で支給されたものとは別に、
父が昭和40年に岐阜の付知町の職人にオーダーしたもので、
退職して使わなくなったもの。
鉈の刃渡りは19cmで片歯。
倉庫に眠っていたため錆だらけだったんで修理に出したところ「これはいいモノだ」と感心されたそうだ。
鍛冶屋が少なくなったいまでは貴重な一品。
鋸の歯は左右1歯おきに向きが違うため歯研ぎがめんどうで、
メンテナンスにも職人技があった。
使い捨ての現代では成り立たないため、
付知の鍛冶屋も廃業したそうだ。
職人の衰退は『失われた手仕事の思想』に詳しい。

ほとんど使うシチュエーションは無いけど、
渓流釣りで川から上がるときの薮払いやキャンプでの薪作りで便利そうだし、
大型獣への安心材料として。
なによりも、こうした職人の手仕事を長く使い続けることに喜びを感じる。
ここんとこエコだ環境だとうるさいが、
大量生産大量消費でやっていけるんだろうかと鉈の重さに考えさせられた。

追記
おおざっぱに片刃は枝払い用、両刃は薪割り用。
和式刃物のため、保管には油紙で包むそうです。
師匠、情報ありがとうございます。

2009年7月14日火曜日

バーベキュー台

Ca360358

自宅での炭焼き料理は七輪を使っていたが、
20cmを越えるようなイワナ・ヤマメを焼くには小さかった。
それに重い。
ふらっと寄ったホームセンターに990円のバーベキュー台を見つけ、
これは!と衝動買い。
サウスフィールド製のそれはアミの高さも変えられて軽量。
収納も薄くまとまりコストパフォーマンスは最高。
備長炭の炭が2kgで900円で価格のバランス感覚が狂う。

早速釣りの師匠にいただいたイワナを焼いてみた。
テーブルが焦げんようにアルミのトレイに水を入れ、
バーベキュー台をのせて、いざ。
が、やはり値段なりの設計で炭が燃焼し続けない・・・。
備長炭ということもあったかもしれんが、
バーベキュー台に直に炭をのせるため対流効果がないのではと推測する。
��側面に空気を取り入れる穴は空いているんだけど)
それで網の台で炭を浮かせればいいじゃんとネットで検索すると、
丁度良さそうなサイズの焼き網が1000円。

2009年7月13日月曜日

ブヨ

Ca360356

数年前に岐阜の山で渓流釣りをしているときに、
手首をブヨに刺されパンパンに腫れ上がったことがあった。
刺されたときはチカッと小さな痛みがある。
刺すというよりは咬むらしく、
蚊と比べると出る血の量が多いようだ。
翌日から徐々に手首が曲がらなくなるほど腫れ上がり、痛みが数日。
腫れが引いた後もかゆみは1ヶ月ほど続く。

今回の釣行で左足を4ヶ所やられた。
やっぱり翌日から腫れはじめて、
痛みで夕方には歩くのが辛くなる。
ちょうど骨折したときの腫れ方に似ている。
一定の姿勢で動かないと痛みは少ない。
熱っぽいけど体温計なんて持ち歩かない(水温計を持ってるヒトはいるが)ので、
熱があったかは不明。
体のだるさと悪寒・足の股間付近のリンパ腺にしこりを感じ、
膝の内側にかけて太く赤いラインが出てから悪い結果を感じて夜間診療所へ。
リンパ腺が炎症を起こしたようで、
抗生物質(フロモックス)とかゆみ(クラリチン)・痛み(ロルフェナミン)・腫れ(イルザイム)止めの内服薬とステロイド軟膏(スチブロン)を処方されて帰宅。
と、たかが虫とあなどれないのがブヨ(ブト・ブトウ)。
夏でも厚手の服で肌を出さず、
市販の虫除けよりはハッカ水が有効とのこと。
刺されたらポイズンリムーバで吸い出して冷やすと症状が軽くなるとの情報もあるが、
行動中はなかなか対処できないんだよなぁ。

小学生の頃住んでいた岐阜でよく刺されたが、
こんなに酷くはならなかったのは免疫力が落ちたせいかねぇ。

追記
4日目から無理無く歩けるように。
5日目から腫れもひいてきた。


恵那山某川

Ca360354

週末金曜日に東京を出発して約4時間半。
名古屋の師匠のガイドで恵那山へ。
岐阜県には渓流釣りに魅力的な川が多い。
渓相はもちろん、首都圏に比べると釣り人も少ないように感じる。
林道・登山道脇からアクセス容易なこの川も、
入渓に困るほどの混雑は無かった。
雨の影響で水量が多かったのかもしれないが。

ゴーゴーと豪快な音を立てる水流のなか、
熊鈴(釣り師からの遭遇情報多数)を付けての釣行はドライフライでイワナが1匹・・・。
それでも師匠はアマゴ・イワナを6匹釣り上げ、
水が多いなんて言い訳はできなくなった。
師匠の釣りを見て魚の出るポイントでミスの無いフッキング技術、
フライを自然に流す事の重要性を知る。
次の課題はロングティペットでのキャスティングとナチュラルドリフトですな。

Ca360352

夜は林道脇の蛍が飛ぶ広場で野営して、
イワナの骨酒と濃い森の空気で乾杯。


2009年7月7日火曜日

AIRRITE Stream部品注文

Ca360344

先日の釣行で無くしたロッドの先端を注文しに渋谷のサンスイへ。
メーカーに問い合わせると1週間はかかるとのこと。
今週末は恵那の山へ遠征なので残念なことになったと冴えない顔をしていると、
親切な店員さんが店頭在庫の商品をバラ売りしてくれた。
ツナギ目の合わせもぴったり。
いや、ホントにうれしい。
保証期限切れで3000円ちょい。


2009年7月6日月曜日

虫除けリング

Ca360337

水に濡れても効果があるというんで、渓流釣りで桐灰のムシガードリングを試してみた。
両手首につけるだけでお手軽。
車中泊で足の裏を蚊に刺されてしまい、
これを取り出して足下と上半身の辺りに置くと朝まで刺されなかった。
車の中で蚊取り線香やスプレー式の殺虫剤は使えないから、これは便利。
ビールを口元に持っていくと、
むせるくらい匂いがキョーレツ。
アルミの保存袋で効果は1ヶ月だそうな。

奥多摩水系3日目

丹波山村の道の駅に併設された「丹波山温泉のめこい湯」で朝風呂。
加温無しの源泉掛け流しの湯は、かすかに硫黄臭とホンモノ。
風呂上がりに無料のお芋と鹿肉のフライ(100円!)、
ソフトクリームの朝食とのんびり。
Ca360334

Ca360336

鹿肉はやわらかく淡白なお味。

民俗資料館で勉強して丹波山村が金山の集落であったと知る。

Ca360325

山深い場所なのに大きな川が流れているからか、閉塞感が少なく居心地がいい。
村から塩山方面の上流へ行くと渓谷となり、
昼でも薄暗く降りるのにも登るのにも難儀した。

Ca360341

泉水谷の林道入り口で出会った鉈持参の白髪の釣り人に釣果をきくと、
テンカラでなんと18匹。
これでも昔ほど釣れないんだそうだ。
様子をみてみようと泉水谷に入渓。
瀬も淵も多くフライロッドも振りやすい。
リリースサイズのイワナを2尾と、先行者がいたのになかなか。
気がつくと7時近い。
初めての場所。真っ暗になる前に林道へ上がらないとマズイ。
滝まで行けば脱渓できると言われていたが、
渓谷の暗さにあせって適当なところから高巻いた。
この判断が間違いと気づいたのは崖の中腹で登るも降りるも困難になった時。
土砂の流れた跡にへばりついたまま気持ちを落ち着かせ、
ヘッドライトを付け曇るメガネを外す。
ゆっくりと背中にしょった竿をバラしていたら先端をポロリ谷底へ・・・。
手が自由になったとこで木の生えた斜面まで横に移動する。
つかめるものはトゲのある木でもつかんで登ると、
ようやくガードレールが見えた。
泥まみれの傷だらけでアスファルトに座り込む。
助かった・・・。
と、ガサガサッと鹿が走り去る音に髪の毛が逆立つほど驚き、
林道をトボトボ下る。
午前中と対照的な緊張感は、
山をナメていたこととあせりが判断を狂わせたこと。
勉強になりました。

奥多摩水系2日目

漁協の地図を見ると管理釣り場が多い事に気がついた。
はんなら山梨に近い、つまり東京から遠い峰谷川を目指す。
釣り人が少なくなるんじゃないかと。
しかし、甘かった。
上流の分岐点を過ぎても車が止められず、
先行者が帰るまで待って入渓。

Ca360327

しばらくするとテンカラの釣り人が追いついた。
通い慣れた川らしいので色々お伺いする。
林道でさらに奥深く入れてそれなりに釣れるが、
MTBライダーが滑落死した現場に居合わせてから怖くなって行かなくなったそうな。
それはトラウマになりそうです。
テンカラ釣りに興味があったのでしばらく後ろで見学するが、
小さいあたりが一度だけ。
こりゃ、ここもアカンと見切りを付けて、丹波川と名前を変える山梨県へ突入。
入渓点を探して日暮れまでうろうろ。
釣り人もいなくなり薄暗くなった泉水谷と本流の合流地点へ。
フライも見えなくなった頃、
ようやく25cmのイワナがあがった。

焚き火台で炭をおこしてカップラーメンと骨酒で乾杯。

Ca360330




奥多摩水系1日目

Ca360322

初めての川は、込み具合・ポイントなどなど勝手が分からずウロウロするばかり。
カンで入ったのが大丹波川。
管理釣り場を越えて林道を通行止めまで上がると、
平日なのにルアーマンが帰り支度中。
全然アカンとのこと。
どんな川なのか見るだけでもと、
入渓するが「ぴしゃ」とかわいいアタリが1回・・・。
薄暗くなり雨も降ってきたが、魚影も見えないんで納竿。
林道へ上がると大量のエロ本が・・・。

Ca360323

山で目にすると妙に興奮するなぁ。

もえぎの湯でザブンして、
多摩湖畔のパーキングエリアで車中泊。
屋根を叩く雨音でよく眠れず。


2009年7月3日金曜日

トランギアクラック

Ca360320

シンプルな構造で壊れにくいと評判のアルコールストーブ。
燃料満タンで先日のキャンプに持っていったら半分しか入っていない。
蓋のOリングがいかれたのかと思ったら、
本体のふちがT字状に割れていた。
エポキシかハンダで埋めることも考えたが、
火気なのでちょっと心配。
��ネットでやっている人を見たけど)
家での調理に重宝しているので新品を買い直した。